2024年にTBS系で放送された連続ドラマ「不適切にもほどがある」。阿部サダヲさん演じる昭和おじさんこと小川市郎がタイムマシンで昭和時代と令和時代を行き来する中、本当に大切なものとは何かを訴えるヒューマン作品です。現代と逆行する不適切な表現が随所に盛り込まれ、大きな反響を呼びましたよね。
そこで今回は「不適切にもほどがある」のロケ地の情報を調査しました。ドラマのファンの方々はぜひ参考にしてください。
不適切にもほどがあるロケ地①
東京都台東区にある佐竹商店街は「不適切にもほどがある」の第1話から登場していたロケ地。ドラマの撮影時には、昭和時代らしさが出るように装飾がほどこされていました。
アーケード型の商店街の中には、向坂サカエ（演：吉田羊さん）が買い物の途中に通りかかる佐藤精肉店など、実に多数のロケ地が点在しています。ちなみに佐竹商店街の事務所前はドラマの撮影を祝う特大ポスターが展示されており、聖地巡礼した時の記念撮影にピッタリです。
不適切にもほどがあるロケ地②
物語の中で重要な役割を果たしている「喫茶＆バー すきゃんだる」と「CAFE&BAR SCANDAL」。モデルとなったのは、千葉県松戸市にある「カフェ・ド・パルファン」です。こちらの喫茶店は1980年から営業しており、昔なつかしい雰囲気が大きな魅力となっています。ドラマに頻繁に登場するナポリタンのほか、大きな具材がゴロゴロ入ったカレーライスなど、昔なつかしいメニューが勢ぞろいしていますよ。
喫茶店のマスター3代目店主は阿部サダヲさんの高校の後輩。ドラマの撮影時には2人で地元の変化について語り合い、盛り上がったそうです。
不適切にもほどがあるロケ地③
旧足利西高校の校庭は、市郎が生徒に野球を教える場所としてたびたび登場。令和時代には有り得ない熱量で指導する市郎の姿が記憶に残っている人は少なくないでしょう。
また向坂キヨシ（演：坂元愛登さん）がヤンキーに絡まれて困っていたところをムッチ先輩（演：磯村勇斗さん）に助けられるシーンは旧足利西高校の体育館裏がロケ地です。小川純子（演：河合優実さん）をめぐって恋のライバルだった2人の間で友情が芽生えた瞬間は忘れられませんよね。
不適切にもほどがあるロケ地④
ドラマ内で市郎が体育教師として勤務している葛飾区立第六中学校。昭和時代ならではの超スパルタ指導が行われていました。そのため令和時代から昭和時代にタイムスリップしてきたキヨシがこの中学校に通う最中、母であるサカエが抗議しに来ることも。
ロケ地となったのは葛飾区立立石中学校です。周囲の緑豊かな並木道や、ノスタルジックな雰囲気は「不適切にもほどがある」のエピソードに見事にマッチしていました。
不適切にもほどがあるロケ地⑤
市郎と娘の純子が暮らす集合住宅・リバーパレスすみだのモデルとなったのは、東京都墨田区に立地するリバーハイツ小出。オフホワイトを基調とする外観と、旧中川を臨む抜群のロケーションが撮影にいかされました。
建物正面に整備されている旧中川の遊歩道は、さまざまな人間模様が描かれてきたロケ地です。ゆっくり景色を眺めながら散策すれば、感動的なシーンの数々が思い出されるのではないでしょうか。
不適切にもほどがあるロケ地⑥
第4話でイノウエ君（演：中田理智さん）がキヨシに告白したシーンは、寒川東中学校の屋上がロケ地。近隣に高層の建物がほとんどなく、見晴らし良好な状況で撮影されました。
そのほか、イノウエ君が公衆電話を使った一之宮緑道や、犬島渚（演：仲里依紗さん）の家族が住む団地のモデルとなった寒川もくせいハイツなど。神奈川県高座郡寒川町の各地でロケが敢行され、地域ぐるみでドラマ制作に協力していました。
不適切にもほどがあるロケ地⑦
葛飾区の千代田通り商店街は、純子とキヨシ、そしてムッチ先輩、3人が恋模様を繰り広げる舞台としてたびたび登場。第4話では、ようやく恋心に気づいたキヨシが商店街の中を激走し、純子を抱きしめました。初々しい2人の姿には、胸がキュンとしましたよね。
さらに第9話で失恋したムッチ先輩が涙を流しながら歩いていたのは、商店街の中心あたり。訪れた際には甘酸っぱい感情がこみ上げてきそうです。
まとめ
「不適切にもほどがある」は、略語の「ふてほど」が2024年の流行語大賞に選ばれるなど、大ヒットを記録しました。俳優陣の名演はもちろんのこと、緻密に伏線が張り巡らされたストーリー展開も高く評価されています。合わせて「不適切にもほどがある」に登場したロケ地も話題になり、ファンが訪れてにぎわっているスポットも少なくありません。2026年の春に放送予定のSPドラマに期待しつつ、聖地巡礼を楽しみましょう。
